2016年11月25日金曜日

ユーリ!!! on ICE 第2滑走『2人のユーリ!?ゆーとぴあの乱』(振り返り視聴)感想(ヴィクトルの悩み考察)

いやぁ〜2話からOPの色も鮮やかになって、背景もプラスされました。
スケオタの皆さまの発言いわく、OP 背景のリンク、バルセロナのGF会場だそうな。
みんなすごいなぁ(年季入ってるけど、ライトファンなので、その辺ぼ〜っと見てた)。

(ざっくりあらすじ)
勇利のコーチになると宣言して、長谷津にやってきたヴィクトル。
ヴィクトルのペースに引っ掻き回されながら、うれしくて期待にドキドキする勇利。
子豚ちゃん体型の勇利は、カツ丼禁止、GF前の状態まで体を絞るまで、
コーチはしないとヴィクトルに宣言される。
なんとか短期間で体重・体脂肪をGF前まで落としたと思ったら、
今度はロシアから、シニアデビューを控えたユーリ・プリセツキーまで長谷津に押しかけてきた。
ヴィクトルにそれぞれ振り付けてもらい、『温泉 on ICE』として地方興行でお披露目、コーチしてもらう権をかけて勝負することになる。
ユーリは「アガペー」、勇利は「エロス」、
それぞれの自分の希望とは逆のテーマをヴィクトルから割り振られる。
こんなところで負けられない勇利は「全力のエロス、ぶちかまします!」と宣言する。

******

振り返り視聴なもんで(書いてる時点で8話)、
あらためて見直してみると、
まだまだ落ち着いて見てられる内容だったなぁ…と。
(でも、2話ですら、30分が体感時間3分くらいの気分)。
まだ2話ですが、物語の芯に関わる部分から小ネタにいたるまで、ちゃんと伏線とか色々張ってあったよねぇ …て、感じでまた新たな気分で視聴できるところがすごい。
(多分もう視聴20回目くらいはいってる)

・勇利をスケートの道に導いたのはミナコ先生

ミナコ先生はロシアのブノワ賞受賞しちゃうようなスゴイ、バレエの先生
(レッスン室にトロフィーと写真が飾ってある) 。
勇利はそのミナコ先生のところで幼少期からみっちりバレエをやっていて、
スケートを勧めてくれたのもミナコ先生…ってことは、
勧められてなければ、勇利はスケートしてなかったかも…なんですよねぇ。
ほんと勇利にとって大切な先生。
今の勇利の表現力や体幹の鍛わり方とか柔軟性はミナコ先生がいたからこそ。
ヨーロッパの選手の場合、フィギュアスケート以前にバレエをやってる人が多いし、
表現力や体幹を鍛えるためにも並行してレッスンを受けてる人もいるでしょう。
日本でも今でこそそういう選手が増えて来ましたけど、
海外選手と競えるレベルの選手はやはりバレエをやってた方がいい。
実際、動きの美しさが全然違ってきます。
勇利の美しい動きは、バレエの賜物。
審美眼だけじゃなくて、生徒の特性を見抜く力とか、
ミナコ先生、ほんとただものじゃない。
私の中では、めっちゃ尊いキャラです。

・「恋人はいるのかい?」(ヴィク)

やたら、勇利のプライベート情報と距離感に食い込んでくるヴィクトル。
”コーチとして知っておきたいんだ”が口癖のようになっちゃってますが、
初見の時は、(ああ、駆け出しコーチとして、まずは情報収集して、選手目線で練習や振り付けを組み立てていくためかな)と漠然と思ってました。
ヴィクトル本人も勇利からインスピレーションを得るかわりに、勝たせるつもりは満々なので、それもあながち嘘ではない、というか結構本気。
でも、振り返り視聴の今だから思う、
やっぱ、これ、勇利のためだけじゃないよね…と。
”コーチとしてのヴィクトル”と”選手としてのヴィクトル”だと、
2話時点ではまだまだ”選手としてのヴィクトル”の割合が大きかったんじゃないかな、と。
自分と違う感性で滑られた「離れずにそばにいて」の秘密、勇利の原点が知りたい、
新しく作りかけのSP、「エロス」と「アガペー」のヒントがほしい。
そういう欲がものすごく前に出てる。
(そして、魅惑の諏訪部Voiceで色気たっぷりにささやかれる!!)
表現者としての飽くなき探求。
それこそがヴィクトルの行動原理。
まあ、この辺がヤコフの「自分が一番だと思っとる奴に、コーチなんかつとまるか〜!」に繋がってくるのかな、 という気もしますけど。
(コーチは自分のことは2番目以下ですもんね。選手が第一。)

あと、感想書きながら、もうひとつ思ったのは、
あ、ヴィクトルのこの態度って、なんか恋のはじまりみたいだな…wwと。
腐的な意味を抜きにしても、ヴィクトルって、他人に対して真剣に、こんなに惹かれたり興味もったりしたのは初めてなんじゃないでしょうか。
(うん、この時点では、恋だね、恋。)

 ・ヴィクトルの悩み

ヴィクトルと同じように、ヤコフにジュニアの頃からコーチされてるユーリがアイスキャッスルに到着。
ユーリは、練習もヴィクトルたちシニア選手と一緒にやっていて、ヴィクトルのロシアでの様子も当然知ってので、ヴィクトルが練習中のリンクサイドで、ユーリから勇利(&視聴者)にヴィクトルの抱える悩みが語られることに。
(てか、ユーリ、なんだかんだ言って親切・素直でフェアだよね。)
ここ、結構というか、かなり重要なシーン。
まず、練習場に入ると今まで勇利が見たことないSPをヴィクトルが滑ってるが、
それは実は、来季用に先シーズンから振り付けていたものだとわかる。
ユーリは語る…
ヴィクトルが来季のプログラムでかなり悩んでいたこと、
人を驚かすことがヴィクトルの信条なのに、
もうどんなにすごいことをやってもみんな驚いてくれないこと、
そのことに気づいても先が見えずに苦しんでること…。

「自分についてイマジネーションがわかないなんて、死んでるのと一緒さ。」

いや〜…このセリフを弱冠15歳のユーリに言わせるとは。
ユーリが言うことで、ユーリ自身もヴィクトルと同様にレベルの高い世界で戦っていく人間であることを表現してる…とはいえ…早熟だよ、ユーリ。
まあ、それだけユーリはすごい奴だってことで。
もひとつ言うとこれは原案としてネーム書いておられる久保先生の声でもあるんだろうな、と。
久保先生のツイッターでも、創作について色々逡巡されることもあって、その先に今の『ユーリ!!! on ICE』があることが語られている。惰性で描いた作品をつみあげたくないという、クリエイターとしての矜持なんだろうね。

ヴィクトルがこの時滑っていたのは、実は3話以降勇利が滑ることになる「エロス」の振り付けであることも感慨深い。
話数が進んでいくにつれ、勇利の成長し、輝きを増していく演技に比べ、
2話時点、この時のヴィクトルの滑りの安定感は抜群なのに、なんと寂しそうな表情か。
音のない「エロス」を滑るヴィクトルは、静かに死を迎える瀕死の白鳥のようです。

・「スケート以外は作りに行けないんだよ。」(西郡豪)

 「まだ見たことない勇利くんを、引きずり出してほしい。」(西郡優子) 

コンパルソリーを夜遅く、氷の上に黙々と描く勇利と
それを見つめる西郡夫妻とヴィクトル。
今から思えば、結構レアな組み合わせのカット。
勇利がスケートだけを見つめてきたこと、不器用さ、ひたむきさがよく表れてて、大好きなシーン。
あと西郡夫妻もいい。
ふたりのセリフからヴィクトルは明確に今後の方向性をつかんだシーンでもあります。
「負けず嫌い」、「スケート以外は作りに行けない」はヴィクトルとも通じる部分だし、
「見たことないものを引き出す」のはヴィクトルの得意分野。
ここでやっとヴィクトルの中に、勇利を育てていくイメージがわいてきた、とみえます。
「子豚ちゃんを王子様に変える魔法だね。」(ヴィク)
まあ、王子様の前にいろんなものになっちゃってますが…ww 。

・「ふっ…僕のこと絶対なめてるなぁ…。」(勇利)

 初見の時、いまいち納得できなかったのが…このセリフ。
結構普段の自信のなさとギャップがあって。
 今になって見ると、普段は自己評価低そうにしてるけど、GFまで勝ち抜いてきた自負も自信もあるんだよね…というww。
しかもあのヴィクトルが自分を見初めて来てくれた自負もあって
勇利の方もユーリのことを並のジュニア上がりだとなめてかかってたんですよね。
まあ、すぐにその認識はくつがえされるわけですが。

 ・「観客からしたら子猫ちゃんと子豚ちゃんだ。」(ヴィク)

「君たちは自分が思ってるより無個性で凡庸だから、もっと自覚をした方がいいよ〜♪」
ええ、この時は厳しいけど、そうだよな〜、まだ自分を型にはめるなんて早いよな〜、とまじめに頷いてましたが…
後から後から濃ゆい選手が登場するにつけ、
うん、確かに、まだまだ君たちキャラ薄いよね、と納得しました。
勇利はいっつも滑走後に食べ物ぬいぐるみがわんさか降ってくるし、
ユーリの子猫ちゃんネタは、8話回収でした…。
(これ、伏線だったのかよ!!)
まあ、観客ほど、選手をまっすぐフラットに見てる人たちもないってことで。
さすがみんなの期待に応え続けて来たヴィクトル、よくわかってらっしゃる。

・ブロッコリと…

カツ丼は勝利のごほうびなので、引き続きダイエット中の勇利。
ブロッコリと何かを食べてるシーンが後々までずっと出て来ますが、
この「何か」をもやしだとか思ってる人も少からすいるようで…。
…そんなわけあるか〜い!!!!
ダイエット中でも低脂肪で良質なタンパク質をたくさん摂取する必要があるので、
あれは、普通に考えたら鶏肉!!!
疲労回復を考えると豚肉の日もあっても良いのですが、
それは試合後のカツ丼で食べてるので、普段は鶏肉メインと判断しました。
それも脂肪の少ない、ササミか胸肉を蒸すか茹でるかしてから割いたもの、と見えます。
ん〜茹でるよりは蒸してる方がありそうかな。
2話では急激に筋肉が落ちるのを防ぐため、異様に鶏肉の量が多いですけど、
あとの話数では、炭水化物は必要な分だけ、ブロッコリ多め、鶏肉はもう少し減らして、バランス型の分量に変わっていってるような…。
(きっと分量は、その日のコンディションに合わせてヴィクトルが指示を出してそう。)
もしかして、もやしも混ざってる日もあるかもしれませんが、野菜のみとか、絶対ないですから!!!!
 それにしても…勇利、もともとの体質+度重なるダイエット(「特技;ダイエット」と強化選手プロフに書いてる)で、ものすご〜く太りやすい体になってると思われます。
そうでなきゃ、あんなに運動してるのに、ここまで制限する必要ないだろうしなぁ。
…が、がんばれ勇利。選手引退後もきっと大変だわ。

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