2016年12月17日土曜日

ユーリ!!! on ICE 第9滑走『勇利VSユーリ おそロシア!!ロシア大会FS』感想(愛ってなんだ…考察)

あまりのことに、初見、菩薩になりかけたユーリ!!! on ICE9話感想です。
え…とこれ書いてる時点で現実世界は11話の放送済み。
またも振り返り感想になっとる…でも、めげない。
9話何度観ても私の心に浮かぶのは、
”愛ってなんだ…”という言葉。
いや、9話はもう、愛…それにつきる。
(ヴィク勇に限らずね)。
まあ、一度9話時点でユーリ!!! on ICEの愛について振り返っておいてもいいかもしれない。
10話であれが来て、11話でこうで、最終話何が来るか、とか考えると…ううう。
(あらすじの後に感想本文があります。)


(ざっくりあらすじ)
ヤコフにFSの1日コーチを任せ、ヴィクトルは愛犬マッカチンのピンチのために日本に帰国。
ロシア大会2日目。
エミルはクワド4回という人間離れしたプログラムで挑むがラスト近くの
コンビネーションジャンプで転倒、271.58で5位。表彰台を逃す。
ミケーレはPBを20も更新し、282.89で3位。
スンギルはジャンプ失敗など実力を出し切れず 撃沈。256.2で6位。
ユーリはじいちゃんも観戦に来て、じいちゃん特製カツ丼ピロシキで気力十分。
ユーリはJJ(及び勇利)対策で後半に6回ジャンプを入れてもなお、会心のノーミス演技で会場を沸かし、PB更新するも297.96で2位。
勇利はヴィクトルがいないことにより演技に集中を欠き、細かいミスを多く出すが、
なんとか持ちこたえ、282.84で4位。
JJは圧巻のノーミス演技で高得点1位(スコアは不明)。
勇利は合計ポイントでミケーレと並ぶが、勇利は中国大会2位、ミケーレは日本大会3位のため、GPFの最後の1枠は勇利がぎりぎり滑り込むことになった。
ユーリはカツ丼ピロシキで勇利を励ます(デレた!かわいい!)。
福岡国際空港では無事元気になったマッカチンとヴィクトルがお出迎え。
勇利とヴィクトルは、駆け寄ってお互いの存在を確かめるように抱擁をかわす。
「引退まで僕のこと、お願いします。」と言う勇利にヴィクトルは「プロポーズみたいだね」と返すのだった。

******

さあ、気になるとこをザカザカいくよ!

・「強くなって!ミケーレ・クリスピーノ!愛がなくても私は滑るし、彼氏も作るわ!」(サーラ)

サーラ、格好ェ…。ユーリ!!! on ICEに出てくる女性陣てみんな強いんですよね〜。
女性が描く女性だからか???
そう、女性は強いのです。
サーラのこの言葉はミケーレ、ひいては自分の自立を促したいがためのセリフ。
愛を否定しながら、愛以外のなにものでもないという…。
なのに、ミケーレときたら、「イタリア人なのに、暗い男はダメなのか…」て、
問題はそこじゃない、そこじゃないから!!ww
演技前にはシスコン拗らせててちょっと笑わせたくせに、そのあとのFSがめっちゃ男前。
ずるいわぁ、ここ。

・「愛…ミケーレのスケーティングには、行き場を見失った愛が感じられる。」(ポポヴィッチ)

さすがポポ様、愛の伝道師(なんでそんなのわかるんや)。
「わしの愛も、ここで終わる。これがわしの真実の愛じゃけ。さよなら、サーラ。」というミケーレの心の声とともに、柔らかな演技を通してきっちりサーラにも真実の愛が届いてるようで。
ミケーレとサーラの兄妹愛は、兄妹ゆえに独り立ちすることが前提だが、血のつながりとこれまでの時間がなくなるわけではない。
離れててもなくならない愛。
愛が終わると言いながら、終わらない真実の愛。
それがこの兄妹の愛。肉親の愛。
ヴィクトルと勇利の関係との対比…と考えると…ヴィクトルと勇利にはこの二人とは違う結論が用意されてると思いたい。

・「美しさは圧倒的な正しさ。強くても、美しくなければ意味がないわ。」(リリア様)

出ました。リリア様の名言、いや至言。
作品とは、人とは、強く美しくあらねば、ですね(ぱっと見の美醜のことじゃないですよ。魂において、です。きっと。)
ユーリのFSでの圧倒的な美(しかも心臓やぶり)を見せつけられて、
思わず初見時、画面が涙でにじみました。
ヴィクトルとは一線を画した圧巻の美のプログラムで次世代の主役(プリンシパルだけど、今回はプリマ)を印象づけたユーリ。
リリア様もそっと目頭をぬぐっておられたり(もはや師弟愛を超えた家族愛も感じる)。
これだけのプログラムを完成させるまで、どれほどの道のりとドラマがあったか…。
てか、ジュニア上がりの選手によくぞここまでのプログラムを滑らせるな〜と。
ユーリのプログラム最後の消耗っぷりも無理もない。
楽曲レベル、プログラム内容、ともにロシアまたはヤコフ・チームが本気でヴィクトルに替わる次世代選手としてユーリを育てにきている、という状況がよくわかります。
(勇利が考えてるのと違い、ヴィクトルは年齢的にもう国からそんなに期待されてるわけではない。)

楽曲といい、内容といい、素晴らしい盛り上がり。
満場の拍手を受けてのフィニッシュは、
これまでヴィクトルが背負っていたであろうものがいかに重いか、
それを世代交代いう形で、これからはユーリが背負っていくであろうことを予感させます。
家族の愛、コーチの愛、国家の愛、先輩選手から引き継がれるレジェンドの系譜(じいちゃんの二人くらい向こうにプルシェンコっぽい人が…ww)、プレッシャー、いろんなものを背負いながらも、
才能ある若い選手が華々しく伸びていく、輝かしい場面。
そのあとのヴィクトルのいない勇利の演技と嫌が応でも対比されてしまう…

「クソガァッ!」で4S(サルコウ)+3T(トゥループ)跳んじゃうところは、
7話中国大会FS で勇利が「ヴィクトルのバカッ」で4S跳んでたのをちょっと思い起こさせます…。(なんだかんだ、この二人、ちょっと似たとこある?

ユーリの編み込みポニテはリリア様がやってくださったのかしら?と思ったら、
ちゃんと11話で編み込みしてあげてるシーンありました。
(リプニツカヤへのオマージュよね?これ。)

・「どうだカツ丼、俺のフリーは!…(はっ…と勇利の様子に気づく)」(ユーリ)

完全に勇利を対等なライバルとして自覚してますよねぇ、これ。
でもそれだけじゃなくて、ちゃんといつもと様子が違うことも感じ取ってて。
((はっ)のところね。)
これも、やっぱ ”愛” かな〜と。
気になって仕方のない相手ってやつでしょうか。
勇利の演技中にも関わらず(声かけダメ)、ロシア大会SP前応援のお返しとばかりに「ガンバ〜!」と思わず声をかけそうになったり(JJにうざい感じで止められますが。ここでJJがいちいち絡んでくるのがね、11話観たあとだとまた違った感想が…。)
9話では、ユーリの勇利への想いがほとばしっております。

・「惜しいけど、ヴィクトルがいたらって思うと超イタイよね。」(ミラ)

 「氷の上でしか表現できない ”愛” がこのステップ・シークエンスに込められています。」(諸岡アナ)

ちょ…勇利!?滑走前、足許が涙でゆがんでますけど!???
ミケーレ&サーラの兄妹愛と違って、どうにもヴィクトルと勇利は一緒にいないとダメっていうのが、明らかになった勇利のFS
なんだかんだ回想してくれちゃったり、モノローグ多かったりしてますが、
そこは”信用ならない語り部”、勇利くんのセリフ。
勇利の表面上の心理を表していても、本音や客観的事実とは食い違う、と思ってないといけない。
「ヴィクトルが離れてても側にいてもどうせキツさは一緒。」
(いやいや、そんなことないじゃん。ヴィクトルの顔ばっかり思い出してるのに。)

「ヴィクトルと僕で作ったこのプログラムを世界で一番愛しているのは僕だ。」
(まあ、そうなんだけど、ヴィクトルだって愛してるプログラムだよね?)

「終わりはヴィクトルと金メダルを取ってから終わる。」
(だから、終わりのことなんか考えちゃうから、こうなるんだよ!?)

もう何をきいても言い訳にしか聞こえない…。
ヴィクトルがいないとダメなんだ!っていう叫びにしか聞こえないんですけど!?
(勇利自身が本心を理解してないのか、我慢してるのか、無自覚な感じがさらにイタイ。)

諸岡アナ、ミラのセリフには客観性があり、こちらは真実と思っていい。

勇利の今回のFS、かろうじてヴィクトルを想って自分を支えて頑張ったけど、
全力は出せなかった。というより、出なかった。
ミケサラと違って、この二人は一緒にいないとダメなんだよね。

そして、「今までで…正直一番キツかった」という自身の演技後の感想…
メンタルから来るキツさが主な原因だと思うんだけど、
会場外での「僕の競技人生のピークは、もうそこまで来ている」に繋がってそう。
これまでは体力お化けだったし、本当の意味で限界まで攻めれてなかったから、
ここまではキツくなかったんだろうけど…
それこそ、キツイのはほかの人も同じで、まだ頑張れるって観てるこっちは思うのに、
勇利はまた「これがピークだから潮時だ」って決めつけてしまう。
自分で限界を決めてしまうから、そこまでで終わってしまう…
てこと、わかってるのかな。わかってないよね。

・「なんで僕の気持ちを知っていたんだろう。」(勇利)

いや、だからそれは10話で…。
前年のバンケット事件参照ってやつですね。
マジで覚えてない、勇利…。

・「どこでリカバリーすればいいんだ。」(勇利)

最初の4T+2Tの失敗のあとのセリフなんですが…。
え?マジで不慮の失敗に備えてとか、
その日のほかの人のスコアから構成変えたりとか、
リカバリーのパターン分けして練習してなかったの!?
…て、考えてみたら、ヴィクトルの振り付けってホイホイ構成変えたりしづらい?
単純に、ちょっと間を空けて、あ、ここ入れ替えればいいや、みたいなとこが少ないような…ほとんどないような。
ヴィクトルは失敗しないから、リカバリーの練習とかあまり真剣にやったことないのかもなぁ。
こんなところでヴィクトルの天才っぷりが垣間見えるとは…(苦笑)。
ヤコフにも怒られたし、GPFまでには練習してくる??

・ヤコフ、ヴィクトル、勇利

ヤコフの本家キスクラ説教タイム…ww。
(いやいや、リアルでもたまに見るよね、こういうの。)
「せっかくヴィーチャが作ったプログラムをまったく活かしきれとらんぞ。」
て、ヴィーチャのことも想ってるし、勇利のことも真剣にみてくれてたし、
ヤコフほんま、ええお人や。
ヴィクトルはヤコフがしてくれたことを勇利にやってるんだね。
「思ったより点数出たな。」のセリフも中四国大会の時と一緒なんだもん。
ヴィクトルは初めのうち、ヤコフの真似事をしながら、
手探りでコーチしてたんだな〜と。
なんかこの師弟の連鎖もいいよね。

・妖怪ハグ魔

もう〜勇利〜〜〜〜!ヴィクトルいないと全然ダメやん!
誰をハグしても満たされないってわかったでしょ!!

・カツ丼ピロシキ

ヴィクトルいないと、とっても素直なユーリ。
わざわざ外にまで探しにきて慰めてくれるわ、
誕生日覚えてて、じーちゃん特製カツ丼ピロシキをくれるわ、
にっこり笑顔がかわいいわ…。
なんつーか、愛、だよねぇ、これも。
(ただし、勇利にどこまで伝わってるかは微妙なんだけど。)
それにしても、勇利よりユリオの方がよっぽど冷静だし、周りが見えてるし、
ずっと大人なんだよね…(ため息)。

・魂の抱擁withすれ違う心@福岡国際航空

(す…諏訪部様、せつない息の音、最高です。
富永さんの早く〜って感じの走るブレス音との掛け合わせ、
マジ神です。)

あんなに駆け寄って、
見つめあって、
ヴィクトルにあんな表情させて、
勇利、2回もマスク降ろしてて(←円盤では1回に修正)
(んん!?…無意識キス待機??無意識にふれあいを求めて?)、
お互いに求めあって、
存在を確かめ合って、
抱きしめあって幸せをかみしめてるのに、
なんで見つめる先はすれ違ってるのさ!!!!!!

心からだよ!
あのヴィクトルがなんのてらいもなく、演技もなく、
どこまでも無防備な”素”なんだよ!?
(思うに、ヴィクトルが素のままを勇利に見せたのって、中国大会FS後のキス疑惑シーン以来、ここが2回目じゃないか?)
勇利だって散々ロシアで寂しかったから、なんの照れもなく、
ヴィクトルじゃなきゃダメだってわかって、飛び込んだのに!
心底抱きしめあってほっとしたはずなのに!
おばちゃん、怒るよ!!!
というわけで、セリフごとに突っ込みいれるよ!!

「勇利…俺…コーチとしてこれから何ができるか、考えたんだ。」(ヴィ)

ここ、コーチモードの「僕」じゃなくて、「俺」!!
ヴィクトル素の時の「俺」!
本気のセリフなんだよね。
勇利の性格を考えて(万一の時、後で自分を責めるから)、
帰国を判断したんだろうけど、
日本から勇利のこと観戦してて、ヴィクトルは心底しんどかったと思う。
自分の未熟さ、今回の判断、リカバリー練習してなかったこと、これからのこと、
離れたからこそ冷静に純粋に”コーチとしての自分”と向き合う時間が持てたと思う。
本気で勇利と向き合って、なんとかしたいって思った。
完全にヴィクトルの中で選手とコーチの比率が目一杯コーチの方に傾いた。
そういうセリフだったと思う。

「僕も考えてた。」(勇利)

こら!勇利!あんたは引退のことばっか考えてたでしょ!
引退して、ヴィクトルを世界に返すって!
ヴィクトルの本気のセリフ、ちゃんと聞いてなさいよ!
聞いてないでしょ!
もう!!
でも…まあ…あれだ、この年齢だと時々こういうことあるのよね。
人生の転機に関わるような重要なセリフに限って、
意味をちゃんと聞き取れないっていうか、心にセリフが入ってこないっていうか。
(ものすごく身に覚えあり。)
23、4歳ってまだ結構そういう歳なんだよね。
27歳くらいになると、違ってくるんだけどさ。
年齢積んじゃってると、こういうやりとりひとつでも
思い出すことがいっぱいあるんだよね。
23、4歳くらいの子には、まだド直球の言葉の方が通じやすいのに、
27歳くらいって変な照れとかあって、
割と回りくどかったり、心もち婉曲な表現にしちゃったりして、
結局肝心なとこが通じないという…。
 しかも27歳本人はこれで通じてる、とか思ってたりする場合もあって。
まったくけしからん。(て、何が!)


「引退まで、僕のこと、お願いします。」(勇利)
(もうすぐ引退するけど、それまでがんばるから、お願いね。)
いや、だから、なんで時期伏せておくんだよ。
引退止められるって、わかってるよね?
ずるくない?

「プロポーズ…みたいだね。」(ヴィ)

(こんな俺なのに、今シーズンだけじゃなくて、引退までずっと任せてくれるんだね。)
…て、きっとすごく嬉しかったと思うよ。
コーチとしての自分を求めて、認めてくれたって。
きっと10話前年度GPFバンケットの「Be my coach,Victor!!」の次くらいに。
このセリフまでほんの一瞬、間があるけど、
私はここでヴィクトルが自分の残りの選手生命を棒に振って、
この数年を勇利に捧げてもいいって決意したと思うんだ。
だから、プロポーズという重い言葉を選んだんだよ。
これは、俺たちの将来を約束した契約だよっていう意味で。
勇利〜〜、罪作りすぎるよ。
そして、ここで左手の指先(きっと薬指の爪の付け根あたり)に口づけしちゃうとこが
ヴィ様なんですが…(悶)。

「勇利がずっと…引退しなきゃいいのにな…。」(ヴィ)

(勇利がずっと…引退しなきゃいいのにな…。)
多分、何も考えてない。心に浮かんだままだな、これ。

あああああ、せつないったら〜〜!
諏訪部様、最高の演技でございます。
なに、このナチュラルさ(落ち着け、自分)。

しかし、考えてみたら、ここでは勇利もヴィクトルも、
お互いの人間そのものを求めてるようにすら見えるのに、
お互いそれには気づいてないんじゃ…という気がする。
ん〜〜、なにこれ。視聴者の想いとさえすれ違ってるじゃないですか。

「GPFでいっしょに金メダルとろう。」(勇利)

(GPFの金メダルで最後にしよう)
ああ…そして、10話、11話のあれにつながっていくという…。

……初見の時もすれ違ってんな〜と思ったけど、
何回も観て振り返っても、思った以上にすれ違っとる。
ロストバゲージはなんですかね、すれ違いとか、愛の迷宮入りとか、
そういう暗喩ですかね?
ほんと…愛ってなんだ…。
なんなんだ〜〜!!(って、恥ずかしいこと、この歳で叫ばせないでくれる!?)
言葉ではすれ違ってても、
見据えた未来が違ってても、
空港の二人のシーンには確かに愛があって。
だから、せつない。

本当にもう、毎話盛りだくさんすぎて困る。
あ、JJとエミルについての感想省いちゃった…スンギルも。
サーラ、スンギル狙いっぽいけど…無理じゃない?
(しかも無口で暗い男が好きとは…。ジャンルが兄と同じやん。)
あ、でもJJにひとことだけ言いたい。
勇利はkingじゃなくて、empress(女帝)になる人だから!(笑)
emperor(皇帝)の隣を占める人だから!

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