銀の匙 第10話「八軒、豚丼と別れる」感想
え~…ものすご~く長いことお休みしていましたが、 ようやく「書きたい」という気持ちが充電されてきたような気がします。 …で、久々に更新してみました。 『銀の匙』は原作未読。 アニメの方はずっと1話から視聴してました。 はじめの方は、八軒君が卵が生まれるところを見たくらいで 卵食べられないとか、 正直、 ”ありえね~” とかいう感じで、 ちょっと引き気味で見てたのですが… 八軒君の最近の成長ぶりを見るにつけ、 まあ…最初はあれくらいに設定する必要があったのかなぁ…と割り切れるようになりました。 (もしかしたら…都会の若い人たちだと…最初の頃の八軒君が理解できるのかも…ですね。) …で、今回の10話ですが…。 いよいよ”豚丼”とのお別れが来ました…ということで、 八軒君の感情をぎゅっと凝縮しつつも、 控えめな演出がとても好感が持てました。 命を送るというのは… 案外、淡々とした作業で… でも、ひとつひとつの所作や事柄に自分だけの想いを込めるという作業だと思っています。 それが… 祖父母やその他の親戚や…小学校の同級生や… いろんな死に出会ってきての、今のところの私の結論です。 で、八軒君の”豚丼”の送り方は、 とてもストンと心に落ちるものでした。 お肉になった”豚丼”を買い取り、 ベーコンに自ら加工し、 空になった豚舎を磨き上げる…。 そして、最後はおいしく頂く! うん…いいじゃないか。 死と向き合うこと、考えること、生きていくこと… いろいろ詰まった良い回でした。