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黒執事2 第12話『黒執事』感想~どうしてこうなった?~

落胆のあまり、 長い間書けなかった黒執事2 第12話『黒執事』感想です。 ほんと一体いつの話?というくらい過ぎてしまったのですが、 どうにもこうにも自分の中では「駄作」に分類せざるをえないというのが… なんとも悔しくて、感想を書くにも書けなかった次第です。 ��期より絵もきれいだったし、 櫻井さんの変態執事っぷりは結構楽しめたけれど… 肝心な部分がどうにも物足らない。 「悪魔との契約」というもののあり方と 「悪魔」という存在そのものについても、 もっとほかに料理の仕方があったのではないか…。 悪魔がなんでもできちゃったら、 それは悪魔ではないんですよ。 たとえ契約で望まれたとしても、 できないことはできない。 悪魔には悪魔の悲哀があり、 悪魔であるからこそ神の摂理から逃げられない部分もあり、 悪魔と契約してしまった人間には、何を手に入れても魂の安息だけは許されない。 だからこそ「悪魔もの」という物語は魅力的だったりするのですよ。 『死の島』が勝手に悪魔の聖地になってたり、 最終回らしく悪魔執事同志の戦闘があったりしたものの… どこか取ってつけたような盛り上がり方。 そもそも悪魔の剣、レーヴァテインのデザインがどうにも浮いてる感が否めない。 ��大体、唯一悪魔に絶対的な傷をつけられるのが、どうして悪魔の剣なんだか…。) ハンナの中でアロイスとルカが邂逅し、 クロードは自らの死によって、アロイスの価値を再認識し、 トランシー組はある意味完結したのでよしとしよう。 ��島が崩れて沈んだだけで、ハンナまで死ぬとは思えないのだけれど。) ただ…シエルがどうして悪魔にならなきゃいけないんだか…。 しかも皮肉にも悪魔になったことがシエルの魂の解放であるかのように描かれているし…。 そんなのありなんかい! ��期の終わりがあんな形だったことを引き継いだ歪みがもたらした2期のラスト。 ��期がちゃんと原作どおりだったら、 ��期ももっとじっくり楽しめたのになぁ…という気がして仕方ありません。 悪魔となったシエルがセバスチャンを従え続けるのは、 まがりなりにも生前の契約に従うものだとしても… シエルがセバスチャンをいじめて楽しんでるとしか思えない!(爆) 「魂を食べるまで永遠に執事である」なんて… すでに契約として成立してないと思うんですよね。 もう食べる魂ないんですから。 それを唯々