黒執事 3期1話 「その執事、披露」 今頃の豆知識とシリーズ感想

なんで今頃、黒執事3期1話のまめ知識?…と
思われるかもしれませんが、
ず~っと下書きのまま眠ってたのを発見してしまいまして、
せっかく書いたのだから、
このまま埋めておくのは可哀想かな…と。

1期の頃は時代考証が今よりずっとゆるかったので、
毎回、感想に「豆知識」と称して、ツッコミを入れておりました。
2期もやろうかな~…と思ってたのですが、
そんなにツッコむ程のことは1期に比べるとずいぶん少なくなりました。
ぱっと見、ほとんどないと言ってもいいくらいです。
最初の頃より、原作もアニメもよく研究してから作ってらっしゃるな~…と。

最近はどちらも安心して楽しんでおります。

さて、1話で気になったことだけ残ってましたので、一応UPします。

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《黒執事豆知識コーナー》

・『Brandel to acquire a long established tea manufacturer』
(ブランデル、老舗紅茶メーカーを買収へ)
ちょっとだけ気になったのが、シエルが朝読んでた新聞の見出し。
英字新聞で”to"+動詞は未来のことを示すような気がしたのですが…
気のせい?
まあ、昔習った文法とか用法はいろいろ違ってたり、使われなくなったりしてるので、
やはり資料として、19世紀末当時の新聞の現物が見たいな~と思ったり。

自分の記憶によると、
この場合は動詞原形のままでtoだけ取って、過去を表した方が良かったような…と
思えなくもないけど、ま、大したこっちゃないか。

ブランデルが紅茶メーカーの社長としてファントムハイヴ家を訪問してくる日の朝刊なので、
過去形になってないとおかしいかなとも思ったのですが…。

買収が決まりかけたばかりで、表向きはまだ「予定」だったっていうことなのか…。
ブランデルオリジナル紅茶の現品は出来てたので、
元々紅茶会社を持っていて、ハクをつけるためにさらに買収したのか…。
toになってたばっかりに色々考えてしまいました。

ちゃっかりノアの方舟サーカスの広告も右下に載ってましたね。

THE LONDON TIMES

The Timesがモデルで間違いないですね。

1788年から続く、イギリスの保守系有力紙で
当時の官僚や資本家ならば、かなりの確率で読んでる新聞。


・ガレット デ ロワ(galette des rois)
直訳すると王様(rois)のお菓子(galette)になってしまいますが、
この場合のroisは東方の三博士(rois mage)なんだとか。
東方の三博士というのは、キリストが生まれた際に
星を読んで救世主の誕生を知り、
はるばる東方から来た偉い博士三人のこと。

ガレット デ ロアは公現節(1/6)に食べるお菓子。
公現節とはキリストが顕現した日ということで、東方の三博士に会った日らしい。
(諸派によって解釈が違うので詳しくはwikiへどうぞ。)
フェーヴが入ってたり、あたりの人が王冠かぶったりするのはセバスチャンの説明どおり。
当たりの人は1年祝福されるっていう感じですかね。
…まあ、平たく言えば正月菓子の一種みたいなやつなので、
最近は日本でも正月に売ってるところが多くなりましたよね。
シエル…これをカフェで出すお菓子に…って年末年始しか出せませんが、
いいのか?
舞台は冬なようなので…有りなんですかねぇ???
そもそもブランデルとは組む気がないから、
あえて適当な組み合わせにしたのか…??
ハナっからブランデルなぞ相手にしてないので、
常識的にばかばかしい提案をした…という解釈でいいような気もします。


そうそう、ガレット デ ロアはアーモンドクリームを詰めて焼くので、
マロンクリームを添えたのか、詰めたのかちょっと分かりづらかったですが、
なんにしても珍しいですね。

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とりあえず1話で気になったのはこの2点だけでした。
3期で気になってたのは、
細かい時代考証とかより、
演出とか脚本とかの方だったかな…。

私は黒執事に関しては、アニメも楽しく拝見してますが、
基本、原作大好きなほうなので、
原作を活かして、
もっとアニメならこうして欲しいな~…
とか、欲張りすぎてしまうのかもしれません。

そういえば、3期のOPとEDは作品世界をよく顕していて、
とても良かったですね。
これまでのシリーズの中で一番のお気に入りでした。

内容としては…
もうちょっと使用人sの活躍がカッコイイアングルや
凝ったカメラアングルだったり、
がっつり動いてくれたりすると
なおさら良かったのですが…。

今後のシリーズもきっとあると期待して、
さらに素敵なものを見せていただけると
信じて、おとなしく待つことに致します。


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