2008年11月1日土曜日

黒執事 第5話『その執事、邂逅』~愛と哀しみの「走馬灯劇場」~今日も豆知識付き

なんとなく、アニメ化の醍醐味が味わえた黒執事 第5話『その執事、邂逅』の感想です。



W.A.モーツァルトの歌劇『魔笛』第2幕の“夜の女王のアリア”が鳴り響く中、獲物に赤い化粧を施す、“Jack the Ripper”…。



“Der Hölle Rache kocht in meinem Herzen,”



(地獄の復讐がわが心に煮え繰りかえる)



“Tod und Verzweiflung flammet um mich her!”



(死と絶望がわが身を焼き尽くす!)



着々と準備を勧める“Jack”と、それと知らずアン叔母とチェスに興じるシエル。



そして…。



“Hört, Rachegötter, hört der Mutter Schwur!”



(聞け、復讐の神々よ!聞け、この母の呪いを!


��




曲の最後の一節が流れ、娼婦に最期の時が迫る!



“夜の女王のアリア”の歌詞にのせられたのは、哀しきマダム・レッドの灼き付くような愛憎の想いだった…。



なかなかいい演出だったな?…と。おかげさまで、昨日からずっとこの曲が頭にへばりついております。



さて、ざっとあらすじです。


。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚



リストアップした「人間」の中には容疑者はいなかった…そう、「人間」。ここがネックだった…すべては、セバスチャンの茶番!



(だから前回のタイトルが『酔狂』だったんですね…。)



そのことに気づいたシエルはセバスチャンに改めて命を下す!



イーストエンドで次の犠牲者の家の前で張り込む二人…だが、容疑者の特徴を説明しながら、セバスチャンは「美人の黒猫」に気を取られてしまう。(つややかな黒い髪…からは猫の話にすり替わってますよ!)



悲鳴に駆けつけた時はすでに遅し…犯人は「これでも執事DEATH!」のグレルとマダム・レッドことアン叔母だった。



死神グレルとセバスチャンが戦う中、マダム・レッドとシエルが対峙する。



「何も譲らないわ!」と、シエルを手にかけようとするマダム・レッド!



だが、その時、セバスチャンが自らを犠牲にしてマダムに迫るが、シエルは「殺すな!」とそれを制止する!!



マダムの目には“迷い”が…愛する姉がシエルにかぶってしまっていたから…。



冷酷になりきれない、「アン叔母」の顔になってしまったマダムを死神グレルがデスサイズで…!!!



そして、暴かれるドラマティックな痛み…死神の技、“走馬灯劇場”…。



ほとばしるマダム・レッド、アン叔母の記憶…。



大好きな姉は、初めて愛した男(赤い髪をほめてくれた)と結婚…そして、生まれた子、シエルは姉の面影を宿していた。事故によって失ってしまった自らの夫と宿した子と子宮…。退院した彼女が姉夫婦を訪れると、すべては赤い炎の海の中に失われていた。失った物をいとも簡単に捨てようとする娼婦たち。錯綜して膨れ上がる憎しみはやがて狂気へと…そして赤い死神に「魅入られる」マダム・レッド。



姉の面影を宿すシエルが、姉が、姉の夫が…大好きだった…でも心に突き刺さる棘。何も自分の手には入らなかった愛しいものたち…



だから、もう「何も譲らないわ!」



…なのに…。



愛に迷い、命まで譲ることになってしまったマダム・レッド。



シエルは「アン叔母」の目をそっと閉じてやり、セバスチャンに命じる。



「もう一匹を早く仕留めろ!」



「御意。」



再び幕が切って落とされた、死神グレルVS悪魔セバスチャン!



戦いの行方は、次回!



。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚



今回は名ゼリフ、てんこもりですから、書ききれません…



よって書きません!(え~っ!?)



原作より適度に抑制が効いていて、シリアスでも適当におちゃらけてて、テンポ良く魅せるとこは魅せて…よかったです、原作より。



誰もチェーンソーという名前を口にしないことも(爆)。



グレルの福山さんも良かったですねぇ?、めっちゃ自然(!)でした。



次回は高枝○○鋏の登場(笑)。まあ、ちょっとでしょうけど。



予告(笑)、のってますねぇ…小野Dさん!



「すべては自然の摂理なのDEATH!」



「彼には早々にデスっていただくとしましょうか。」



いいですねぇ…こなれてきた感じがします(笑)



次回『その執事、葬送』、楽しみです。



♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:



さて、まだやるのか?のイギリス・ちぇ~っく!



(というか、すっかり豆知識コーナー)



夜の女王のアリア



W.A.モーツァルトの歌劇『魔笛』第2幕のアリア“復讐の炎は地獄のように我が心に燃え”(Der H?lle Rache kocht in meinem Herzen)の通称。



宿敵ザラストロの所に身をよせ、裏切った娘に対して、夜の女王が「ザラストロを倒さねば、お前を勘当する!」と怒りと呪いをこめてヒステリックに歌う曲。



歌劇『魔笛』はモーツァルト晩年の作で、彼が入信していたフリーメイスンの入信儀式を模したものだと言われている。一見、娯楽的なのに、劇中における価値観の反転、フリーメイスンの教義などを含み、ストーリーは意外と深い…というか本当の理解が難しい。ザラストロと夜の女王も実はデキテタのではないか…とか、夜の女王の娘は実はザラストロとの不倫で出来た子ではないか…とか、いろんな「読み」ができる(そうすると、娘に実の父=自分の愛人を「殺せ」とそそのかしたことになる)。



このへんの愛憎の入り組んだ想いを、今回のマダム・レッドに当てはめた、という訳だ。



夜の女王のアリアwikiで通して聴ける。





蓄音機



最近、厳密にはエジソンの発明ではなかったことが、はっきりした(実用化では貢献したが)。



発明は1857年、エドワードレオン・スコット(Edouard-Leon Scott)。



1877年エジソンが円筒(シリンダー)型蓄音機を開発、1889年頃エミール・ベルリナー(Emile Berliner)が円盤型(レコード)を開発した。



1898年、ロンドンでグラモフォン社が設立され、本格的に円盤型レコードとその蓄音機の製造販売を始め、瞬く間にヨーロッパで成功を納める。



円筒型蓄音機は、しばらくアメリカで音声記録用として用いられていたが、やがて廃れる。



音楽ソフトとして、本格的に使用されるようになったのは、20世紀に入ってから。フレッド・ガイズバーグが1902年に、初めてオペラのアリアを音楽鑑賞用に10曲録音するのに成功してからだと言われている。



…という訳で、19世紀末に手回しの円盤型蓄音機が一介の娼婦の家にあるはずもなく、音楽ソフトももちろん存在しなかった。



まあ、あれも死神グレルの私物ってことで(苦)。



参考:蓄音機wiki



         レコードwiki



         EMIレコードの歴史(1)(2)















0 件のコメント:

コメントを投稿

当ブログのコメント欄は承認制です。管理人が承認後に表示されます。