黒執事 第3話『その執事、万能』感想〜リアル田中さん登場!〜イギリス豆知識コーナー2付き

リアル田中さん登場!で、とりあえず観ててよかった黒執事 第3話『その執事、万能』の感想です。
なんだか、前回とうってかわって、ギャグ回の今回。原作の第2話に相当する部分なのですが、原作よりアニメの方がお笑い成分多めの感じが…。まあ、お笑い回でも、セバスチャンはやっぱり黒い(笑)のですけれど(例え、フリフリでお花いっぱいのご婦人用の帽子を被せられてても。原作でも出て来ましたが、本当、お似合いで可愛いですわ♡)。



とりあえず、ざっとあらすじを。



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シエルの叔母、アン様の頼みで、無能執事のグレルをファントムハイヴ家で修業させることに。



シエル様の予想をも遥かに超えるのグレルの駄目っぷりに、だめだめ使用人たちですら、あきれ顔(シエル様はセバスチャンに意地悪するために引き受けたご様子)。



セバスチャンから黒々とした冷たい言葉をかけられても、まったく意に介さず、なぜか好意すら抱いてしまう、グレル。



新しく出来上がったステッキを取りにシエル様とセバスチャンはロンドンへ。



ロンドンでは、娼婦の連続殺人事件の話で持ち切りになっていました。



その頃、屋敷では、グレルがリアル田中さん(!)から、3年前のファントムハイヴ家で起きた事件について聞かされていました。



3年前、ファントムハイヴの屋敷は火事(放火)によりすべて焼け落ち、シエル様はその時、ご両親を亡くされたのです。



今のファントムハイヴの屋敷はシエル様が傷ひとつに至るまで当時のままに再現したものだったのです。



そんな折、シエル様の姪で婚約者、公爵令嬢のエリザベス様がファントムハイヴ家を突然のご訪問、屋敷内や使用人たちを素敵にかわいくデコレーションしてしまいます。



エリザベス嬢の提案で、その日の内に夜会を催し、ダンスをすることになりました。



ダンスがまるで駄目なシエル様はセバスチャンに急遽ダンス特訓を受けるハメに。



シエル様はエリザベス嬢の用意された衣装で夜会に現れるのですが、指輪だけはいつもの物をお召しでした。ご自分のプレゼントされた指輪をはめて下さらないシエル様に癇癪をおこしたエリザベス嬢は、シエル様の指にあった『ファントムハイヴ家代々当主の指輪』をそれと知らず壊してしまいます。



セバスチャンより指輪の由来を聞かされて、あわてる彼女に、シエル様は指輪を投げ捨て、そんな物がなくとも「当主は僕だ」と宣言します。



無事、シエル様がその場をおさめられ、夜会(もちろん、ダンスも)は滞りなく行われました。



満足されてお休みになられたエリザベス嬢をグレルが帰りがてら馬車でお送りすることに。



夜遅く、やっと床につかれるシエル様に、セバスチャンはいつの間にか拾って直した指輪を渡します。まるで、運命からは逃れられぬと言わんばかりに。
運命の孤独に耐えかねて、眠りに落ちるまでセバスチャンに傍にいるように命じるシエル様。
「どこまでも、坊ちゃんのお傍におります。最期まで…」



騒がしい一日はやっと幕をおろしたのです。
執事の黒い黒い微笑みと共に。



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笑い要素とグレルのネタについては、書いてしまうと、観るべき部分がまるでなくなってしまうので(笑)、書いてません。…が、笑い成分が多すぎて、本来笑いをとるべき部分がおざなりのような…(シエルのダンス練習シーンとか)。



リアル田中さん、原作でもかなりレアなので、必見です。



リアルから小さい田中さんへの変身ぶりが、無駄に動いていて変(笑)でした。



あ〜、でもグレルの正体、早々にネタ振りまき過ぎでは…。
セバスチャンが気づいている風なのはもちろん、メイリンの言う事が意外と的を得てたりして…「こういうタイプは永遠に死なないような気がしますだ」。
グレルの口癖「これでも、執事デス」は後何回聞けるかな…。

















次回はまたマジメ回(腐女子向けネタ有り)なので、お楽しみに。



…てか、次回予告、文字にするとヤバすぎて、書けないじゃあ〜りませんか!



際どすぎデス。ヾ(.;.;゚Д゚)ノ



(あくまで、なんちゃってそれ風味というだけで、そういうの…は出て来ませんよ!!!)



★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜



まだやるのか、と言われそうな、



『ドクちゃんの豆知識』的イギリス・ちぇ〜っく!



紅茶



グレルとだめだめ使用人たち、あれくらいで感心してはいけません。



どうせなら、セバスチャンももう少し詳しくやってくれたら良かったのに。



イギリスは硬水、日本は軟水。



セバスチャンの説明はゴールデンルールといって、広く一般的に知られた紅茶をおいしくいれるためのルールですが、“ティーポットのためにもう一杯”入れるのは、日本では濃く出過ぎるのでやめましょう。ただし、茶葉の種類によって、またはアイスティ、ミルクティの場合には多めに入れてもいいかもしれません。



お湯は熱湯といっても、くみたて新鮮な水から沸かし、2〜3分グラグラと煮沸したものを言います。煮沸時間は長くても、短くてもいけません。



ティーポットとカップは熱湯を注いで、直前まで温めておかねばなりません。



グラグラ沸かした湯を一気に茶葉の入ったティーポットにそそぎ、茶葉の種類に適した時間、蒸らします(2分半〜4分弱。かなり幅があるが、基本的には茶葉が細かく砕けているブロークンなら短く、リーフの大きいもの程長く蒸らします)。



よくあるひも付きティパックの紅茶の場合はもう少し短くてもいいように思います(1分〜1分半くらい)。その間、決してフリフリと動かしてはいけません!



ピクリとも動かさず、時間になったらそっと引き上げ、最後の一滴が落ちるまで待ちます(パックを絞ったり、フチでしごいて滴を切ったりしてはいけません。アクが出ます)。直接カップに入れる場合にも使える手なので、覚えておくといいでしょう。



どうしてシエル様はミルクティを召し上がらないのかと思っていましたが、当時王侯貴族は中国系の高級茶葉を香り高く淡くいれて、ストレートで飲むのが流行っていたようです。一方、庶民は安い茶葉で濃く入れて、牛乳や砂糖を入れて飲んだ…ということで…。濃く出過ぎてしまった時用に、イギリスでは薄め用の熱湯入りポットを添えて出されることがしばしばありますが、これも庶民の知恵ってことでしょうか。






英字新聞の見出し



“Murder of a mysterious prostitude”(神秘的な娼婦が殺人された)



…なんか、おかしくない…?このままの単語を使うなら、



“Mysterious murder of prostitude”(娼婦の神秘的殺人)



…いや、これもいまいちだなー。



“Cruel murder again;prostitude killed in East End”



(残酷殺人、再び。娼婦、イーストエンドで殺害さる。)



見出しとかって得意分野じゃないんだけど、こんな感じでは?



手元にはないけど、19世紀イギリスの新聞の本物見出し(Jack the ripper:切り裂きジャック関連のもの)が資料として残ってるとは思うんだけど…。



よい見出しがあれば、コメント欄へ投稿請う。



英字新聞の見出しのルールは、冠詞、Be動詞、ピリオドを省くとかいろいろあるけれど、詳しくはこちら



手っ取り早くイギリスに詳しくなるならこんな本がおすすめ。



イギリスはおいしい (文春文庫)


独特な語り口で、エッセーなのに、かなり笑えます( ̄ー ̄)ニヤリ。




























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