黒執事 第17話『その執事、奉納』感想〜やっぱりアンジェラ?〜(豆知識付き)
OPがすっかり新絵柄になり…アッシュ&アンジェラがもっとも怪しいのはほぼ確定?な黒執事第17話『その執事、奉納』感想です。
今回もオリジナルなのですが、OPを見る限り、この調子で最後まで引っ張っていくようですね。
新OPはグレルと葬儀屋が大きくクロ〜ズ・アップ!!
すっかりメインキャラ扱いですよ!?
でも、葬儀屋はあくまで濃〜いサブキャラでいてこそ光るので…なんか違うキャラになったりしたら嫌だなぁ…。OPでは、棺桶の蓋を足で開けたりしてましたが、葬儀屋はあれでもマジメに葬送しているので、あんなことはしないと思うのですが…。
葬儀屋の正体が教祖だったり、アッシュだったり…というのは勘弁して欲しい…。
(教祖が倒れた時に顔に何か傷があったように見えたのですが…。)
おまけにプルートゥのアッシュへの懐きっぷりといい…
アンジェラ=アッシュだったり…なんてことまで、あったりしない…よねぇ?
アンジェラという名には天使という意味もあるので、まあベタですが。
天使は性別が本来ないのだけれど…。
堕ちて腐った林檎に例えられたアンジェラは、なんなんでしょうねぇ…。
天使なのか、堕天使なのか…果たして。
(でも、堕天使なら=悪魔ってことになっちゃいますよね。)
教祖の正体もいまいちはっきりしないままだし…。
シエルの両親を亡き者にしたのに、アッシュが絡んでいそうなのは、間違いないのですが…。
あ〜、すっきりせん!!
世界観が混沌としてきたように思えます。
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(あらすじ)
プレストンにある今は破壊された旧教(カソリック)の修道院に、異端の輩が集まり、謀反の疑いもあるので、なんとかするようにという指令がアッシュを通じてシエル邸に届けられる。その異端の者達はDoomsday Book(いわば閻魔帳のようなもの)を所持しているらしい。
葬儀屋で情報収集しようとした所、そこにはグレルも転がりこんでいた。
グレルもウィルから盗まれたシネマティック・レコードの調査に来ていたのだ。
シネマティック・レコードは通常は本の形態で保管されており、いわばDoomsday Bookとして存在していると…。
シエル、セバスチャン、グレルは問題のプレストンの修道院に潜入捜査することに。礼拝堂にはシエルの刻印と同じマークが!
シスターのひとりをセバスチャンが色落としして(!)得た情報によると、Doomsday Bookの中身を見せてもらえるのは、教祖に選ばれた「天の聖歌隊」の少年のみ。
清めの儀式から教団の疑いは、ますます濃厚に。
シエルは「天の聖歌隊」に指名され教祖に近づくことに成功。
教祖は不思議な手の力(ハンドパワー?)でシエルの記憶を読んだかのような言葉を発する。
異変を感じたシエルは、始末するようセバスチャンに命じる!
だが、教祖の傍にいたのは、なんと天使の姿のアンジェラ!
アンジェラはシエルをさらい、その耳元でささやく…
「あなたの過去の光を、過去の闇を、すべて見せてあげましょう…。」
消えゆく光の中へグレルとセバスチャンも飛び込む!
次回『その執事、転送』
バスカッシュ男爵こと、後番組への番宣へも心配りを忘れない、セバスってば執事の鏡♪
でもその分、予告がよくわかりませんが…(笑)。
シエルの過去なのか、あの世なのか、Cの世界みたいな所なのか(マテ)…。
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今回セバスチャンはマジメにシエルの心配をしてましたよね。
手段も選んでないし…。
アンジェラはそれだけ必死にならないと、シエルを取られてしまうかもしれない相手…ということなんでしょうか。悪魔と契約した人間であるシエルを自分のものにする前に狩られてしまっては困るとか?う〜ん…でもなんか演出先行でちょっとキャラ変わってないですか?
色仕掛けセバスを見れたのは収穫ではありますが。
グレルのちっこ〜い携帯裁縫セット用糸切りバサミが笑えました!
あれじゃ、なんも切れんやろ!
ウィルもほんとにイジワルだなぁ…任務に出る時くらいちゃんとした鋏(じゃないか)あげようよ(笑)
グレルが再びOPのカスタム・デスザイズと共に現れる日は来るのか!?
楽しみにしてます♪
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それでは、イギリス・ちぇ〜っく!
(豆知識コーナー)
プレストン(Preston)
北イングランドのランカシャー州の州都。リブル川沿いにある古い港町。
活気のある町で、モダンな建造物の合間をぬって、指定建造物も多く存在するらしい。
…て、あれ?『黒執事』ではめっちゃ内陸ぽかったですが???
今回、舞台となった修道院があるかどうかは確認できなかった。
英国政府観光庁公式サイトでは、
“Preston’s history dates back to the doomsday book…”
(プレストンの歴史はウィリアム1世が1086年に書かせた土地台帳にまで遡る。)
という一文から紹介が始まっているが、今回の話、まさかこの文から思いついたのではあるまいな。
参考:英国政府観光庁公式サイト内、“Preston”紹介文
イギリス宗教改革(1531頃〜)
他のヨーロッパの国々の宗教改革が、教皇ら聖職者の腐敗と世俗化への反発から起こったのに対し、イギリスではヘンリー8世(1491〜1547)の「離婚したい」といういたってシンプルな理由に端を発している。
ヘンリー8世は、亡くなった兄の妻、Catherine of Aragon(アラゴン王家出身のキャサリン)を娶らされた。当時、キャサリンの実家スペインは大国で、莫大な持参金を返すのが嫌だったから…とか。
案外、夫婦仲は悪くなかったのだが、20年間で子供はメアリー1人しかできなかったことから、若い愛人のアン・ブーリン(実は妻の侍女)を正妻にして正統な男子の跡継ぎを設けようとした(承知の通り、イギリスでは女王もOKなのだが、男子にこだわった)。
だが、カソリック(旧教)では、離婚はNG(神の前で“生涯共に…”と宣誓したから)。
ただし、宣誓自体を無効にするという裏技があって(そんなのありか?)、ローマ教皇クレメンス7世に再三、2年間程婚姻の無効を願ったが、妻の甥のスペイン王カルロス1世(=神聖ローマ皇帝カール5世:いわば、時の権力者)から圧力が教皇側にかけられ、認められない。
ヘンリー8世は、業を煮やして、“じゃあもういいよ”と自分を首長に据えて、イギリス国教会を作っちゃった。国教会組織は、協議の末イギリス国内のカソリック教会をそのままそっくり自分の配下に入れちゃっただけで、争いもなし。典礼など中身はほとんどカソリックと変わりない(ただし、離婚はOK)。
もちろん、教会からは随分財産や土地を巻き上げ、修道院は財産没収して破壊したが、あくまでローマ教皇領をイギリスの物にするため。
今回、『黒執事』の舞台が「宗教改革で焼かれた」修道院とあるが、別に争ってそうなったわけではなく、そういう政策だっただけ。集めた土地は勃興した中流階級にも売却され、ジェントリ層(地主貴族)を増やし、国内情勢を丸く収めた。
他のヨーロッパ勢が宗教戦争でもめてる間に、国内をまとめあげる事ができたのは、後のイギリスの繁栄の礎になったと考えられる。
…が!!いくら離婚OKになったからって、侍女から侍女へ手をつけ、見合いで来た新しい嫁は不細工だと追い返し、邪魔になった妻は二人程処刑し、最後は子供達の教育係を妻にし、合計6人もの妻を娶ったヘンリー8世ってどうよ!?
(ま、面白い人ではあるよね。)
こんにちは^^
返信削除アニメセバスチャンはどんどんと原作と離れて別人格を形成しつつあるようですよね・・・
アニメから入ってる私の言うことか・・・って感じもしますが(笑)
この後、どう話を持っていくのでしょうか。取り合えず今後の展開を待つことに致します。
いつも豆知識で学ばせていただいてます♪
らいちさん、こんにちは♪
返信削除��アニメセバスチャンはどんどんと原作と離れて別人格を形成しつつあるようですよね・・・
なんか、その回の脚本によってもばらつきが…。基本的には違う方へ向かいつつあるみたいですね。
��いつも豆知識で学ばせていただいてます♪
恐縮です…。でも、がんばります♪
それでは、コメントThanksでした〜!
なごやんさん、こんにちは〜。ようやく今回分見ましたよ。
返信削除何と言うか、原作で人気のあるキャラには余計な役割をつけて
オリジナルキャラにもよく分からん役目をつけて
カオス状態になってきたな〜という印象でした。
別物と思おうと思っても割り切るのはなかなか難しいなァ(苦笑)
ではではっ。
AOBAさん、こんにちは!
返信削除��カオス状態になってきたな〜という印象でした。
そうなんですよね〜。
何がしたいねん…という。
なんとも中途半端などっちつかずな…。
どうにもこのままいきそうなので、ちょっとブルーです。
��別物と思おうと思っても割り切るのはなかなか難しいなァ(苦笑)
割と原作の雰囲気をよく残していて、良かった回もまああっただけに…。
どうにも妙なズレ具合がいかんです。
割り切ろうにも、割り切れん…。
すべては、スタッフと作品とのミスマッチってことでしょうか…。
声優はいいのになぁ。
それでは、コメントThanksでした!