咲-Saki- 第1話『出会い』感想〜ノリで楽しめる新手の麻雀もの!?〜麻雀初心者ガイド付き

咲の飄々とした打ちっぷりがなかなか渋くてかっこ良く、なおかつキャラが爽やか…というギャップには少々魅力を感じております。遅くなりましたが、結構面白かった、咲-Saki- 第1話『出会い』感想です(初心者ガイドは下の方にあります)。



主人公の咲がボリュームの乏しい胸で、ライバルの和(のどか)が超ナイスバディ、脇を固める優希はちびっ子かわいい系と、萌えパターンの王道をゆく感じが、女の自分には、あまり魅力がなかったりもします(すいません)。



登場人物が女子ばかりということで、サービスシーンが百合風味…なのは、仕方ないですよね…多分(同じ百合でも、いまいち、私の萌えるパターンではないので、感想があっさりしててゴメンナサイ)。



…という訳で、萌え要素抜きで観ている私ですが、それでもなかなか面白い!



麻雀シーンでは、麻雀もののお約束として、役がぽんぽん出て来て、スピーディな展開。でも、なんか爽やかで健全なスポーツのようなノリ。このギャップが新しい。麻雀…なのに、爽やか(笑)。



咲ーSakiー(1)






麻雀と美少女…というと、麻雀ゲームから来た発想かしらんと邪推したりもしましたが、咲のキャラが充分に魅力的なので、そんな想いも消し飛びました。



私自身は、「麻雀の打てる貴重な女子」+「面子が足りない時要員」として、ろくすっぽ役も憶えてないのに、時々カモとして駆り出される麻雀初心者でした。
今でも、さっぱり役の名前は憶えてなかったりもするのですが、まあ、勝負の流れはなんとなく分かるかなぁという程度です。



さて、今回、咲はプラマイ0の3連チャンというのをやってのけてますが、本当にこれはあり得ない。



麻雀というのは、4人でやってる訳で、その4人全員の作ろうとしている役全部が分かってて、なおかつ自分が作ろうとしている役に必要な牌が、必要なタイミングで引ける、または他のメンバーが捨てた牌で上がる、それもまさに仕組まれたようにちょうどいい時に上がれて、一局毎に常に自分の点数をプラスマイナス0にする…なんてのは、まさに神業。



メンバーを須賀から染谷まこに替えて、東風戦(短期決戦)な上に赤牌(常時ドラとして扱われ、得点に大量ボーナスが入る)まで入れて高得点ゲームにし、さらにそこへ和がリーチ(得点が跳ねあがる)をかけても、プラスマイナス0に持ち込むなんざ、悪魔と言われても納得だったり。



まあ、何局かやってて、最終的にたま〜に偶然なる…というなら、あり得なくはないけど、そんなのごくたまになるだけで、連続はまずない(私も、プラスマイナス0なんて、1回あったかどうか???)。



勝ちまくる以上の別次元のテクニックと運があるとしか、言いようがない。



まあ、麻雀漫画なんかでは、主人公があり得ない結果を出すのは珍しくはないのだけれど、プラスマイナス0というのは、斬新。なんか突き抜けた感じがする。



それを、一介のかわいい女子高生が、さらりとやってのける…。このアンバランスさは、堪らない。



もし、麻雀が分からなくても、部長の解説や、和のリアクション、展開の見せ方(パソコン画面)などで、なんとなくその辺のことが分かるようになっている。その演出の仕方もくどくなく、なんか爽やか(笑)。



しかし、麻雀部員で大会優勝者なんだから、和はもう少し早く気づいてもいいんじゃないのかなぁ…まあ、それだけ勝つために集中してるのかもしれません。



何せ名前自体が和了(=アガリ)を意味する『和』なんですから。



原作は未読ですが、咲の名前も得意な「役」(=アガル時の「手」)の名前からイメージした名前のようです。



それはともかく、一介の高校の麻雀部なのに、全自動麻雀卓はあるわ、点数管理にパソコンは導入してるわ…、生徒会長が部長ということもあってか、随分リッチな部活であります。まあ、中学のタイトル保持者もいることだし、学校からもそれなりの部費が出るのか?だいぶ現実とは、麻雀の扱いが違う世界のようです。



洗牌(シーハイ=牌をじゃらじゃらと混ぜる)することも、牌を並べて積むこともないとは、ちょっぴり趣きがなく寂しい気も致しますが、これも今時の風潮なんでしょう。牌も象牙や水晶、竹を使用したものは、もうなかなかお目にかかれないとか…。触り心地がすべすべして、気持ちいいんですけどねぇ…。今、そういう古い牌をお持ちの方はその内骨董的価値が出たりして!?



(wikiで最近のルールは昔と少し違うことを知って、正直ショックでした…。ほんの20数年程で変わるもんなんですねぇ…って私そんなに年じゃないですよ。始めたのが、早かった(中学)だけで。(苦笑))



麻雀に詳しいわけではないので、この先、感想書けるのかなぁ…という不安はありますが、公式サイトのストーリー部分にも、麻雀豆知識が付いてるので、その回に必要な技の意味などは、後で分かりそうです。



作品自体も、麻雀やらない人でも楽しめるように作ってあるようですし…。



取り敢えず、視聴続行で感想もやります。



次回、『勝負』。



咲の実力が明らかになる?



・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆



《初心者の館》



一応、公式サイトの補完の意味で、麻雀の基本ルールを少々。



牌の種類(基本4種)



萬子(マンズ)…一萬、二萬、と漢数字で書いてある牌。



索子(ソーズ)…竹のマッチ棒のような絵で数字が示してある牌。



筒子(ピンズ)…車輪を現す丸で数字が示してある牌。



字牌(ツーパイ)…「東南西北」(トン、ナン、シャー、ペー)の四風牌と「白発中」(ハク、ハツ、チュン)の三元牌の2種がある。



1セットに各4枚ずつ同じ牌が入っており、通常136枚でゲームする。



他に、花牌という花の絵の牌もあるが、花麻雀の時に使うらしい(やったことないので)。


超基本ルール



持ち牌は一人13枚。座った場所にそれぞれ四方位の名があてはめられており(実際の方位の順とは少し違う)、順番も反時計回りに「東南西北」の順に廻ってくる(自分の右へ順を渡す)。サイコロを使って「親」を決め(東からサイコロの目の分右回りに進む)、親は1枚余分に牌を自分の山に加え、14枚でプレイする。



順番に1枚取ったら、1枚手持ちの牌を捨てる(取った牌をそのまま捨ててもよし)。



これを繰り返して、「役」と呼ばれるアガリ手を作る。



一番基本的な役の作り方は、先頭に2枚同じ牌を置き(枕とも言う)、残りは、同種類牌の同じ数字か、同種類牌の連番の数字を3枚一組にして並べていく。



とった牌で役が完成した場合は、捨てずにそこでアガル。



自分で順に引いた牌だけでアガルことを「ツモ」という。



ポーカーのようにどの種類の牌をどう並べるかで、役の強さ…というか、点数が変わってくる。役は細かく決まっているので、ちゃんと憶えていないと、上がったつもりで、役がなかった…なんてこともある。



捨てた牌が、何の種類の牌でどういう役を狙っているかの重要な手がかりになるので、一瞬たりとも気を抜けない。



他の人が捨てた牌を一定のルールのもと、コールして(ロン、チー、カンなど)自分の牌に加えることも出来るが、自分の手を周りに知らせることにもなるので、使い方は注意が必要。



自分の風、親の風の字牌を使用したり、その他の字牌をそろえて使用すると高得点が狙えるが、皆が狙うので難しい。ドラ(これから引く牌の中で1枚だけ表になっている牌)、裏ドラ(ドラの下に積んであった牌)なども同様。



その他にニコニコ(二個ずつ同じ牌で組む役)など、特別の並べ方で組む役もある。



相手が欲しがっている牌をわざと捨てずに、自分の手許に置いておいて、相手が手を低いものに変えるのを待ったり、とにかく色々駆け引きが面白い。



集中力と記憶力と作戦と運が勝負を左右する。



これだけ分かれば、一応視聴に支障はない…かな???(本当か!?)



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