マクロスの次は…『黒執事』コミック1~4巻感想
マクロスも終了間近
次は『黒執事』だ!
てことで、さっそく書店でコミック1~4巻を購入して、一気に読破。
悪くはない。
そこそこ面白かった
アニメの放映も近いことだから、あまりネタバレは控えようかな。
基本的なところだけ。
舞台はヴィクトリア朝のイギリス(グレート・ブリテンというべきか)。
ヴィクトリア女王の在位中67年間をヴィクトリア朝といい(昭和天皇より長いですね!)、前期、中期、後期でわけて考えられることが多い。
原作中に説明はないが、時代背景からして、大英帝国の最も繁栄し、かつ急激な発展により社会の歪みが大きくなってきた中期なのか…と思いきや、『切り裂きJack』(1888年)のネタが出てくるから、繁栄にかげりが出始める後期…かなあ?
2巻末の編集後記まんが(?)でも、『(私も含め)みんな十九世紀初心者 勉強しつつがんばってます。』とあるので、時代考証や服飾など、いろんな意味で突っ込んではかわいそう…というところか。19世紀ヴィクトリア〜ンな雰囲気を一生懸命出そうとしている感じは出ているので、今後に期待したい。
ストーリーは、平たくいえば、ファントムハイブ家の若き12歳の当主シエルとその優秀な執事セバスチャンが事件を解決していく話。ファントムハイブ家は表向き、業界屈指のおもちゃ会社を経営しているが、裏では代々女王陛下よりイギリス裏社会の統率を任された闇の仕置き人といった役どころ。
物語の3年前、シエルは何者かに家族を皆殺しにされ、自らもまた癒しがたい傷を心身に負った。復讐のため地獄から舞い戻り、当主の座についた彼の傍らには常に彼…執事のセバスチャンがいたが、契約によってシエルに仕えるようになった彼の秘密とは…。『あくまで、執事ですから…』が超有能執事セバスチャンの口癖。
1巻はちょっと荒唐無稽なところもあったし、2巻後半から3巻前半にかけてはちょっとワルノリ?と思わないでもなかったが、巻を重ねるにつれコミカルとシリアスとイギリス風味のバランスがとれてきた。時折不意をつかれる親父ギャグ的駄洒落も作品の味。
理屈を抜きにすれば、はっきり言ってこの作品のノリは
大好きだー!┐(´д`)┌ヤレヤレ
これで、原作者 枢(とぼそ)やなのイギリスへの理解がもっと深まって、素材としてうまく料理できるようになれば、作品の味ももっと奥深いものに変わっていくだろう。「化ける」ことができるかどうか注目の作品である。
それにしても、原作者 枢(とぼそ)やなは『怪物王女』 が好きなのかなー。 (いや、読んだ人はわかると思う…) お、黒執事、今月、5巻も出るんだ!
と鹿男あをによし
特典:タブロイド判オリジナル新聞&限定コレクションカード(1種類)
9月下旬発売予定
(セブンアンドワイ)
もうちょっと早く知りたかった。もう1〜4巻買っちゃったじゃん…_| ̄|○
仕方ない5巻だけでも予約する?
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