2009年3月2日月曜日

黒執事 第20話『その執事、脱走』感想〜胡蝶の夢は、劉だけなのか?〜豆知識付き

すっかり黒執事の感想が遅くなってしまいました(汗)(ガンダムより後になっちゃいました…)。



なんとなく釈然としない終わり方だった今回。劉と藍猫は生死不明で退場、良い人すぎたアバーラインは殉職?につき退場…あんまりだぁ〜と思いつつ、黒執事 第20話『その執事、脱走』の感想です。



冒頭は劉の回想シーンから。



紅い花畑を散歩する幼い劉とその妹。



紅い花畑は芥子畑(芥子は阿片の原料)となり、劉の妹は亡き人に。



イギリスほかヨーロッパ列強各国による清の分割(租借)。



そして、劉の醒めぬ夢が始まる…。



ナレーションは大人の劉がそらんじる荘子『胡蝶の夢』。



黒執事 ファントム アンド ゴースト(通常版)




つらすぎる過去が悪夢なのか、現実感を持てぬ今が夢なのか…。



シエルも、アバーラインも、劉も似たような過去を持ちながら、



進んだ道は違ったものに…。



劉は、夢にもがき、散る道を選んだ(ただし、舟から飛び降りたらしき描写があるので、一応生死不明…だと思う)。やはり、永遠に醒めない夢を見ていたのは劉なのか?



アバーラインは、現実を認め、将来を夢見て、一番堅実な道を歩んでいたはずなのに、シエルをかばって劉の手にかかり死亡(いい人すぎると、やっぱり早死になのね…(涙))。



シエルは、未来を捨て、悪夢のような現実の中で戦っている(やはり、永遠に夢を見られないのは、シエル?)。今回、アバーラインと一緒にいると、シエルがなんだか普通の子供っぽく見えました。シエルも本当は運命から解放されたい気持ちもあるのかな。



契約によって縛られているのは、セバスチャンではなく、むしろシエル自身なのかもね。



劉の台詞「いつかこんな日が来るんじゃないかと…」に、ちゃんと落としどころがあったのは、よかったけど…、もう一度くらい同じ台詞を吐きながら、飄々と素知らぬ顔で再登場してくれてもいいかも(ちょっぴり期待)。



アンジェラは、何故シエルから手を引かせたがっているのか…。



イマイチその辺が分からないけど、セバスチャンがセメラレテるのが見れた〜!のは収穫かも?



「私が欲しいのは、坊ちゃんだけ…。」



ヤバい!ヤバすぎるっ!!



狙いすぎだろ!…と思いつつ、喜んでる自分が情けない(笑)。



(あらすじ)



ジョン・スタンリー殺害は、劉の仕業(…とはいえ、仕掛けてきたのは、スタンリーの方)。



レディ・ブランを取り扱っていたのは、イタリアン・マフィアのコラーロで、スタンリーはそのスポンサーだった。つまり、女王の指示で新型麻薬を開発し、それをフランスに輸出して、ドイツ、イタリアと手を組み侵略戦争をする計画だとか…(って、どんだけ荒唐無稽?)。



劉はシマを譲るかわりに、高飛びの手筈を整えるように、コラーロと取引。



孤立無援のシエルにアバーラインが手をさしのべる。



捜査から、劉の裏切りとコラーロ、アッシュの陰謀を知るシエル。



召還したセバスチャンと共に、カティサーク号で船出した劉を追うシエル。



戦いの中で、アバーラインはシエルをかばって死亡。



劉は深手を負い、藍猫と共に海中へ。



次回『その執事、雇傭』。



雇用ではなくて、雇傭ということは、お間抜け使用人達の真の姿は、シエルだけの傭兵ってことかなぁ…。



予告の小野Dさん、ぶっ飛んでる…。



:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+



イギリス・ちぇ〜っく



(豆知識コーナー)



今回は、ちょっと駆け足気味です。m(_ _)m



アロー戦争



幼い劉が巻き込まれたのは、年代的にいって、アヘン戦争ではなく、アロー戦争(1857〜60)の方。英仏VS清の阿片と清の利権を巡る第二次アヘン戦争。再び清が負け、ヨーロッパ列強の支配が強まることに。



荘子『胡蝶の夢』



荘子(BC369〜BC286)の『荘子』斉物論の中にある有名な説話。



(以下、原文)



昔者、荘周夢為胡蝶。
栩栩然胡蝶也。
自喩適志与。
不知周也。
俄然覚、則遽遽然周也。
不知周之夢為胡蝶与、胡蝶之夢為周与。
周与胡蝶、則必有分矣。
此之謂物化。
   
   
   



読み下し文は劉のナレーションどおり。



おおよその意味は以下のとおり。



ある日、荘周は自分が胡蝶になった夢を見たが、自分が胡蝶の夢なのか、胡蝶が自分の夢なのか分からなくなった。



だが、胡蝶と自分は、別のものだよな…。



こういうのが、万物の流転(変化していくさま)というのかな…。



参考:ブログ“I think;therefore I am!”の荘子『胡蝶の夢』



同盟関係



19世紀末は、イギリスとドイツの関係は、むしろ対立が深まっていたので、同盟はあり得ない。英独伊の3国同盟は黒執事内でのまったくのフィクション。



歴史的にあまり仲のよくなかったフランスとも1904年英仏協商で歩み寄ったことでも、ドイツとの対立の深さが分かる。この前後、1894年の露仏同盟、1907年英露協商とあわせて、イギリス・フランス・ロシアの三国協商が成立(ちなみに日本は1902年の日英同盟で三国協商側)。



これに対立するのが、ドイツ・イタリア・オーストリアの三国同盟(1882年にすでに成立)。



そのほかにも、複雑な国際情勢が絡まって、第一次世界大戦へと向かっていくのである。



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4 件のコメント:

  1. 失礼します[E:#xEB61]
    字義的には、雇用と雇傭は同じ意味で使われるようですね。
    フィクションの秘密同盟は、ハノーファー家の血の同盟とかですかね[E:sweat02]

    返信削除
  2. なごやん(管理人)2009年3月3日 2:34

    バツマルさん、こんにちは!
    ��字義的には、雇用と雇傭は同じ意味で使われるようですね。
    そうなんですが、わざわざあまり使わない方の、「傭」の当ててくるには、何か裏があるかな?と考えた次第で…。
    これまでも、黒執事のタイトルはちょくちょく本来の字と違う字が当ててあったりもしたので…。
    ��フィクションの秘密同盟は、ハノーファー家の血の同盟とかですかね
    ハノーファー家の血の同盟については、存じませんので、なんとも…(汗)。
    黒執事には、たま〜に、「え?なにそれ?ありえん!」という設定や物が出てくるので、今回もそれかなぁ…と。
    では、コメントThanksでした!

    返信削除
  3. こんにちは。お邪魔致します。
    ��幼い劉が巻き込まれたのは、年代的にいって、
     アヘン戦争ではなく、アロー戦争(1857~60)の方。
    そうですか、成程!
    てっきり 「東洋人は若く見られるからアリかぁ~」
    位にしか思ってなくて。。。。
    何を混乱しているのやら。 (大汗
    ��1840年に劉が10歳だったとしても.....酷い)
    私的混乱の一因は、
    17話以降の次回予告にあるのですが、
    ブログ上で皆々様がおっしゃっている様な
    セバスの愉快なMCと、
    うちのTVから聞こえるセバスのMCは
    内容が全く違っていた為、
    何日も悶々とする羽目に・・・・(@Д@; why?
    結論としては、
    後番組に「バスカッシュ!」を放送する地域と
    しない地域とで、2タイプのMCを
    別々に流していたのだろうと思い至りました。(遅)
    きっと知っている方は 知っていらしたのでしょうね。
    ��翻弄された自分が悔しい。。。)
    「バスカッシュ!」地域用MCは、
    後日you tubeで確認できたので無問題でした。
    アニマックスでは どちらを放送するのか、
    楽しみです。

    返信削除
  4. なごやん(管理人)2009年3月5日 15:11

    koume jamさん、こんにちは!
    ��レス遅くなってすいません(汗))
    ��(1840年に劉が10歳だったとしても.....酷い)
    さすがに…おじいさんすぎるかと。
    1857〜60年に5歳くらいだったとすると、黒執事の1889年頃には34〜37歳くらいとなるので、これならアリかなぁ…と。
    ��後番組に「バスカッシュ!」を放送する地域としない地域とで、2タイプのMCを別々に流していたのだろうと思い至りました。(遅)
    そうなんだ!(驚)
    もう片方のも、ちょっぴり聞いてみたい気も…。
    この枠はネットで各局放送する場合が多かったような気がしてたんですが、バスカッシュでは放送する局が減るってことですよね…。うぅ、世知辛い。
    ��「バスカッシュ!」地域用MCは、
    後日you tubeで確認できたので無問題でした。
    よかったです♪
    バスカッシュ放送しない地域バージョンのも、探せばあるかなぁ…(やっぱ気になる)。
    ��アニマックスでは どちらを放送するのか、楽しみです。
    どっちでしょうねぇ…やっぱ「放送しない」バージョン?(どっちかというと、そっちの方が普通の予告っぽいってことですものね)。
    それで

    返信削除

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